Local Brewery

地元のお酒で未来を語り合う

エリア : 南相馬

テーマ : フード / コミュニティ

プロジェクト概要

世界には実に様々なお酒が存在し、またその作り方や、ビジネスの業態も非常に多様で、コミュニティのツールとしても欠かせないものになっています。日本ではクラフトビール、日本酒、ウィスキー、ワインなどが世界的にも注目され、マーケットの拡がりと合わせてお酒をつくるベンチャーが盛んに生まれています。
南相馬においても地元で採れる穀物と果実やハーブなどを使ったお酒づくりを目指します。地元のお酒が生まれることで愛着と誇りをもって楽しむことができ、また時に風評被害にもさらされる地元産の農産物にとってあらたな活用となるでしょう。
お酒の種類は問いません。醸造所を持たずにオリジナルのレシピをもって、各地の醸造施設の空いている期間を利用したお酒づくりをするファントムブリュワーと呼ばれる酒造スタイルがありますが、設備投資の負担が少ないこのようなスタイルを積極的に採用していくことも検討します。「カンパイ!」を軸とした賑わいとさらなるコミュニティづくりに取り組みます。

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目指す未来

・地元のお酒を地元の人で楽しむ文化とコミュニティができる
・季節や地域、原料と酒造スタイルなどの組み合わせで個性的なお酒がいつでも飲める
・お酒を通して全国各地とのネットワークが生まれる

求める人材

・食べること、飲むことが好きで、それを通じたコミュニケーションに興味関心がある
・地域のコミュニティに加わりつつ、自らも食文化をつくっていく意欲がある

パートナー

遠野醸造

NCL遠野・ビールプロジェクトメンバーの3名が株式会社遠野醸造を設立し2018年春より醸造開始。遠野産ホップを活かしたクラフトビールづくりに挑戦し、地域の農業や、観光産業と連携して、日本一クラフトビールの飲める街づくりを目指している。

インタビュー


Local Breweryプロジェクトにパートナーとしてご協力いただく遠野醸造に、プロジェクトにかける想いを語っていただきました。「なぜ、南相馬で造酒プロジェクトを行うのか」という部分に着目して読んでいただけますと、このプロジェクトの魅力がより伝わると思います。


私たちは、地元のお酒とコミュニティの可能性を信じています。私たちも「コミュニティブルワリーをつくろう」という想いで、今年の春に「遠野醸造TAPROOM」をオープンしました。ただビールを醸造するだけではなく、様々な人が出会い、感情やアイデアを共有しあい、まちづくりのための新しい創造が生まれていく場所を目指しています。

震災後、避難指示により一時はコミュニティが分断されてしまった南相馬において、これから地域の人や資源を繋ぎ、改めてコミュニティづくりをしていくためのツールの一つがお酒になると思っています。地元でつくられるお酒は集まって飲んで楽しいというだけでなく、地元のお酒ができるまでの過程そのものがコミュニティをつくっていく過程になると思っています。

お酒づくりをするための環境を整えていくのは決して楽な道のりではありません。醸造技術の習得や、醸造免許の申請、資金調達など他にも細かく大変なことがあります。私たちも何度も心が折れそうになりました。それでも諦めずに醸造所開業までたどり着いたのは多くの方の支えがあったからです。

私たちは毎月のイベントや、クラウドファンディングで一緒に夢を追ってくれる仲間を募っていきました。コミュニティの輪は広がり、醸造所をつくるという夢は、いつしか自分たちの夢だけではなくなっていることに気づきました。醸造所をDIYするのを手伝ってくれたり、クラウドファンディングの呼びかけを一緒になってやってくれたり、仲間のおかげで力強く計画を前に進められました。醸造所がオープンした時に、多くの人が「やっとここまでこれたね」と自分の事のように喜んでくれたのが印象的でした。

今回のプロジェクトにおいても、南相馬のお酒をつくるという夢を応援してくれる方は沢山いるはずです。地域にいる方だけでなく、地域の外にいる方も巻き込んで、みんなの夢をみんなで一緒に実現していく過程を楽しみながら進めていってほしいと思います。苦労もあると思いますが、進めた先にはそのお酒がきっかけで出会う人、地域に戻る人、一緒に輪の中に入ってくれる仲間が増えてくるはずです。そのような素敵な未来を描いて、挑戦してみませんか。

南相馬でどんなお酒がつくられるのか、その過程も含めて今から楽しみです。お酒が出来上がった際には、私たちのつくるお酒と一緒に乾杯しましょう。南相馬で新たな「コミュニティブルワリー」が生まれることを私たち遠野醸造は応援します。