Microwork

地域をつなぐマイクロワークと小さな経済圏(募集終了)

エリア : 西条

テーマ : コミュニティ / テクノロジー

プロジェクト概要

これまで可視化されてこなかった地域の課題や困りごとなどを、マイクロワークとしてリストアップ/可視化し、マッチングさせることで、グローバル経済に影響を受けない小さな地域経済圏をつくります。ITを活用した可視化と、ブロックチェーン技術を利用したポイント交換の仕組みにより、域内経済の循環を促し、新しい時代の地域共助社会を具現化していきます。
全国各地のNext Commons Lab拠点において、マイクロワーク及び仮想通貨事業を担っているCommons inc.がメインパートナーとなり、テクノロジーを駆使した仕組みを作る一方で、リアルな地域ネットワークを構築・可視化していきます。実証実験を繰り返しながら、地域の暮らしと密着した仕組みづくりを目指します。


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目指す未来

・ブロックチェーン技術を利用した廉価で安全なシステムの開発など、テクノロジーxローカルの事業開発を行う
・コーディネーターによるリアルなコミュニティ創出とともに、IoTを活用した地域資源と社会関係資本の可視化、よりオープンな地域コミュニティの運営
・スポーツアクティビティや観光プロジェクトとの共同により、コミュニティ向けコンテンツの開発や電子決済システムの導入

求める人材

コーディネーター/コンテンツディレクター:コミュニケーション能力が高く、地域のコミュニティとつながりながらネットワークを広げることができる。地域を俯瞰的に見ながら独自のコンテンツを開発し、新たなコミュニティ醸成とネットワークの開拓をする。

パートナー

林篤志(一般社団法人Next Commons Lab/Commons Inc.)

1985年生まれ。ポスト資本主義社会を具現化するための社会OS「Next Commons Lab」をつくる。2016年、一般社団法人Next Commons Labを設立。自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、新たな社会システムの構築を目指す。日本財団 特別ソーシャルイノベーターに選出(2016)。Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード 地方を変えるキーマン55人に選出(2017)。

インタビュー

自分の地域のことは自分らで解決しなければならない<Commons Inc.・林篤志>



ープロジェクトをより詳しくご説明願います


本プロジェクトではその名の通り「小さな仕事」を見えるようにして、地域内で仕事のやり取りできる仕組み作りを目指します。例えば、「犬の散歩をお願いしたい」とか「庭の草取りを手伝ってほしい」とか、ちょっとした仕事をしてほしい人と、仕事をやりたいという人をマッチング。仕事の報酬として地域ポイントを支払います。
地域ポイントというのは、その地域内で使える電子通貨みたいなもので、提携しているお店などで使えます。これまでの紙の地域通貨とはちがい、ブロックチェーンという技術を用いるので、いつ、誰が、どこで使ったかが見えるようになります。
地域ポイントの動きが見えてくると、人間関係など、地域内の関係性が可視化され、どんな課題=仕事が生まれているのかや、まちづくりの今後を考えていく上での重要なデータが手に入ります。
例えば、市民活動への参加を促すために、市民活動やイベントのボランティアをしてくれた人にポイントを付与する、健康に寄与する活動をした人にポイントを与える、そんな運用も考えられます。利用する人が増えれば、地域内で小さな経済圏を作ることも可能です。



ーラボメンバーの役割についてお聞かせください


ブロックチェーン技術を使いこなせるエンジニアというよりは、地域の皆さんと上手にコミュニケーションをとり、丁寧に課題を抽出しながら、協力者を増やし、運用に向けて動ける人が望ましいと感じています。
ブロックチェーンそのものは、まだ一般的にはよく知られていませんが、インターネットが登場した時と同じかそれ以上にインパクトのある技術です。なかなか理解されないこともあると思いますが、未来にワクワクしながら、粘り強く取り組める方が応募してくれると嬉しいです。



ー本プロジェクトが描く未来や可能性についてお聞かせください


ブロックチェーン技術は誰もが簡単に、無料で価値共同体を創ることのできる技術です。今回は地域ポイントという形で限定的に運用されますが、将来的には地域版仮想通貨としてより大きな価値を生み出すかもしれません。
これから10年後、20年後の社会は人口減少社会に突入し、今までのルールが通じなくなる社会が到来します。行政の支援が限界を迎えたときに、自分の地域のことは自分らで解決しなければならなくなります。その時が来るまでに、地域のことを把握するシステムを導入しておくことは非常に大事だと思います。
西条市はICT教育の分野でも日本のトップクラスの自治体。新しいテクノロジーを受け入れる土壌はすでにあると思います。良い技術でも運用次第で結果は変わってきますので、地域の皆さんと一緒に運用の仕方を考えていき、将来のまちづくりに貢献できればと思っています。

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