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豊かな自然環境へのアクセス(募集終了)

エリア : 西条

テーマ : ツーリズム

プロジェクト概要

西日本最高峰の石鎚山、豊富な湧水うちぬきをはじめとする、豊かな自然環境を誇る西条市において、その魅力の再発見とアウトドアアクティビティの産業創出を目指すプロジェクト。西条市全体をフィールドと捉え、コンテンツ事業、観光事業を中心として、自然環境への様々なアクセスを通じた新たな産業を立ち上げていきます。
フィールドリサーチ、アウトドアコンテンツの開発、里山資源の整備などを進めながら、プロモーション、観光/ツアー事業、インバウンド事業、研修事業などへと繋げていくことを想定しています。
地元で活動するプレーヤーと、西条に新たな拠点を整備しているアウトドアブランド、観光物産協会など、様々な関係者と協力しながら、フィールドの調査と環境保全や研究なども視野に入れ、持続可能で魅力ある自然環境のバージョンアップを計画していきましょう。


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目指す未来

・西条市がアウトドアの聖地として、ライトなキャンプユーザーから、本格的なクライミグ、里山サイクリングやヒルクライム、カヌーや沢登りなど、あらゆるアクティビティが盛んな地域として認知される
・これまで活用されていなかった里山の自然を整備・維持することで、海外からのインバウンド需要にも応え、国際色豊かな観光事業が盛んになる
・アウトドア人材の排出拠点として、全国から視察や研修などを受け入れる
・事業化とともに、フィールドの調査・研究や、保全などにも積極的に取り組める環境を作る

求める人材

このプロジェクトでは3名の起業家を募集します。それぞれが独立した事業を展開するか、あるいは複数名で共同創業することも可能です。

1.コンテンツディレクター(募集終了):アウトドアアクティビティに明かるく、コンテンツプログラムの開発を行う。西条のフィールドを調査し、これまで活用されていなかった自然資源の洗い出しや、そこから新たなプログラムの検証と開発を行っていく。観光向けに限らず、インストラタクター養成や研修などにも広げていく。

2.事業開発ディレクター:コンテンツプログラムを適切なかたちでツアー事業やインバウンド事業に落とし込む。研修事業の開拓や協力パートナーとの協働なども積極的に行う。

3.コミュニティディレクター:主に宿泊施設や周辺のコンテンツ開発を事業の中心として、観光・インバウンド事業、滞在型プログラムなどの実施を担っていく。

パートナー

山本貴仁(特定非営利活動法人 西条自然学校理事長)

今治市出身。1971年生まれ。愛媛大学大学院農学研究科修了。元愛媛県総合科学博物館・自然研究科学芸員。現在、特定非営利活動法人・西条自然学校の理事長。大学では地理学、大学院では生態学を専攻。感性を磨きつつ、地域の自然を地質・地形から生物、人の暮らしまでを総合的に理解し、保全、共存する仕組み作りに挑戦中。炭焼き、草刈り、山菜採り、こんにゃく作り,自然観察ガイドなど、様々な仕事にも取り組んでいる。

玉井雅人(一般社団法人 西条市観光物産協会 事務局長)

1952年西条市(丹原地区)生まれ。広島大学卒業後、ソニーマーケティング株式会社に入社。営業一筋で、1990年には全国最年少営業所長に任命。その後、中四国地方の営業統括や後進人材育成などのマネジメント業務にも携わる。2012年同社を退職後、西条市に帰郷。西条市観光協会を法人化し、2016年より一般社団法人西条市観光物産協会を設立、事務局長に就任。趣味はアカペラ混声合唱。

内野加奈子(海の学校 代表)

ハワイ大学で海洋学を学び、ハワイ州立海洋研究所でサンゴ礁モニタリングに携わった後、日本の教育機関と連携し自然をベースにした学びの場づくりに取り組む。海図やコンパスを使うことなく、星や波など自然を読み航海する伝統航海カヌー「ホクレア」の日本人初クルーとして、歴史的航海となったハワイー日本航海をはじめ、数々の航海に参加。著書『ホクレア 星が教えてくれる道』(小学館)は、高校教科書に採録。海の絵本シリーズ『星と海と旅するカヌー』『サンゴの海のひみつ』『雨つぶくんの大冒険』(きみどり工房)を出版。 特定非営利活動法人「土佐山アカデミー」理事。

株式会社モンベル

1975年創立の総合アウトドアメーカー。アウトドア製品を通じて自然環境保護や健康増進、第一次産業や地域経済の活性化など7つのミッションを掲げて活動している。西条市とは2014年にフレンドエリア登録、2017年に包括連携協定を結び、石鎚山をはじめとする豊かな自然フィールドの活用に取り組む。Next Commons Labとはコンテンツアクティビティの開発をはじめ、全国82万人のモンベル会員に向けての情報発信などの様々な協力を予定している。

インタビュー

子供のころから自然や生きものが好きで、それをまもりたい<石鎚ふれあいの里・山本貴仁氏>



スポーツアクティビティパートナーとして、西条自然学校の理事長で「石鎚ふれあいの里」の代表でもある山本貴仁さんにインタビューしました。

ー今、どの様な活動をしているのですか?


大きく分けて、施設の管理、調査・研究、教育普及、産品開発の4つの部門で活動をしています。具体的には、ふれあいの里と円山森林公園の施設管理や、行政からの自然環境調査の委託事業、自然体験教室や講演会講師、山の産物を使用した商品開発などです。これらの全ての活動の目的は、愛媛県や西条市の自然環境保全にあります。自然環境保全の為の収入や調査・研究が必要だったので、現在の多岐にわたる仕事に発展しました。



ーこの西条市でどの様な未来を描いていきたいですか?


小さな事業を持った人たちが集まるコミュニティが、山や、農地や海岸沿いや工業地帯にそれぞれ出来たらいいと期待しています。西条市は多様な資源が存在する街です。資源を一つ一つ生かして、大規模じゃなくて小規模な事業を生み出すことに可能性を感じます。山の中でも様々な植物があり、それらを一つ一つの事業に出来ると思って私は活動しています。技術や知識を持った事業主や会社が多数存在する街は強いと思っています。
公務員を辞めたころから「働く」についてよく考えるようになりました。豊富な資源をベースに、それぞれの技術や知識を活かした事業がいくつも存在する街を目指したいです。



ーどのような起業家と一緒にプロジェクトを立ち上げたいですか?


どんな仕事も、どうやったら実現できるかを「考える力」がある人と一緒に事業を作り出したいです。以前ふれあいの里で、100人分の朝食をつくって欲しいという依頼がありました。キッチンの大きさやスタッフの人数を考えれば相当に困難なことは予測できましたが、試行錯誤をすることで、お客さんの要望に応えることができました。無理なものは当然ありますが、「こうでなけければ出来ない」ではなく、別の方法も考えてみることが大切だと考えています。

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