Surfers Village
南相馬に寄せるグッドウェーブ(募集終了)
エリア : 南相馬
テーマ : コミュニティ / 学び / ツーリズム
エリア : 南相馬
テーマ : コミュニティ / 学び / ツーリズム
ー南相馬でのこれまでの関わり・取り組みを教えて下さい。
福島県サーフィン連盟の支部長として、大会を誘致したり、イベントを開催してきました。
20年以上前になりますが、愛知県にサーフィンの公認ジャッジ資格の認定試験を受けに行った際に、世界プロサーフィン連盟(ASP)のゼネラルマネージャーにお会いする機会がありました。以前から地元で大会を開きたいと考えていたので、南相馬でも大会を誘致できるのか打診したところ、可能とのこと。早速、南相馬に戻って市役所に相談すると、ちょうど海を活用したまちづくりを検討されていたんですね。産業や工業を誘致しても頭打ちになってしまうという検証結果が出て、相馬野馬追や海といった観光資源にもっと目を向けようという話があったそうです。タイミングよく僕が話をつないだこともあって、そこから市とタイアップして、南相馬の海でサーフィンの全国大会や世界大会を行うようになりました。2011年の東日本大震災で大会やイベントは一度ストップしてしまいましたが、7年へて、北泉海水浴場の整備も進み、これから再び活動していく状況です。
ーこれまで関わられた中で南相馬にどのような可能性を感じていらっしゃいますか?
海は、サーフィンだけではなく、様々なものとつながる可能性を秘めています。実は震災前から、海を生かした観光を考えていました。例えば、サーファーに農家民泊してもらったり、サーフィンに来たけれど波がなかった時に船で釣りを楽しんでもらったり。ただ、サーフィンや海だけ盛り上がればそれで良いというのではなく、あくまでまちづくりの一環として、海を活用していきたいですね。きっかけは何でもいいと思うんです。来た人が南相馬に住みたくなる、そんなまちづくりに貢献したいと思っています。
南相馬は震災の影響もあり、危機感をもって物事に取り組む姿勢が民間だけでなく、行政にもあります。海の利用に行政との連携は欠かせません。プロジェクトを行政が本気で応援してくださるというのは、結果を出す上で、大きなアドバンテージになると思います。
ーアドバイザーとして、本プロジェクトにどの様な思いや狙いがありますか?
震災で一番ダメージを受けた海沿いに賑わいを取り戻したい、という想いがあります。ただ工事をして終わりではなく、色んな人に南相馬の海を利用してもらい、ファンを増やしていきたいですね。着任する起業家とお互いに連携しながら、海を活用したツーリズムや観光プランを作っていければ、相乗効果でまちづくりを加速させられるのではと思っています。
ー本プロジェクトで伴走する起業家に期待する事を教えて下さい。
南相馬を良くしていきたいという意識、南相馬に将来根付くような活動を自ら興すんだという気概でしょうか。ぼくらが起業家に期待することよりも、起業家がどんな想いで南相馬でチャレンジするのか、その動機を聞いてみたいですね。応募対象はサーファー限定というわけでは勿論ないので、海を活かしてまちづくりをしたい、という人がいれば、ぜひ応募してみてください。
募集は終了しました。