Spatial Design

空き地・空き家をゼロ空間から特別な場所へ

エリア : 南相馬

テーマ : コミュニティ / まちづくり

プロジェクト概要

空き家・空き地の増加は全国的課題となっていますが、東日本大震災を機にゼロからまちづくりをはじめている南相馬市は、その活用方法の幅が広くポテンシャルのある地域です。特に、原発20km圏内にあたる小高区は、空き家の取り壊しが進み、街の中に空き地が数多くあります。また、中心市街地である原ノ町駅前の商店街にも空き店舗が多くみられ、こういった空き家・空き地の利活用によるまちなみ再生や賑わいの創出が求められています。
このプロジェクトでは、空き家・空き地の利活用を個別案件のみで考えず、エリアで考えることを重視します。まずはスモールエリアで、連鎖的に利活用事例を積み上げることで、どんな質のエリアにしていくかを地域内外に示しつつフォロワーやファンを増やすことが考えられます。
徐々に範囲を広げながら、地域の文脈や歴史を活かしたリノベーションがエリア一帯に広がっていくことで、地域外の人はもちろん地域内の人びとにも、まちの価値を再認識してもらうことを目指します。それは、交流人口の拡大にとどまらず、自ら住むまちに誇りをもち活動する人の増加にも繋がり、長期的には人材流出を抑えるでしょう。
行政との連携も重要なプロジェクトです。空き物件の用途変更などに加え、道路・河川・公園といった公共空間を、民間が利活用し利益を生むことが出来るよう、規制緩和の交渉などが必要かもしれません。
空き物件を活用したイベントやマルシェの開催、コミュニティスペースやカフェの運営など、事業アイデアの可能性は無限大です。ぜひ一緒に、まちの未来を変えていく一歩を踏み出しましょう。


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目指す未来

・スポットのリノベーション物件が互いに相乗効果を生み、まちの資産価値が向上している
・まちの歴史や文脈を重視し、空き物件の潜在的な価値を見出し編集することで、地域内外から永く愛されるようになる
・有休不動産を積極的に活用する機運が、不動産オーナーの方々の間で高まっている

求める人材

・地権者やその他関係者との交渉・営業において適切なコミュニケーションをとれる
・単独の空き地・空き家リノベーションにとどまらず、好奇心をもって様々な可能性やアイデアをエリア一帯で試せる
・遊休不動産の活用やリノベーションに興味・関心がある方、または建築・不動産業界の知識を有する

パートナー

Next Commons Lab 南相馬

震災により多くが失われた地域を舞台に新しいプラットフォームを整備し、起業サポートとそのコミュニティを通して、町の未来と次の社会のかたちを創造しています。現地企業である株式会社小高ワーカーズベース及び、コーディネーター、南相馬市が協働し、空き物件・空き地の課題に取り組む起業家をサポートします。

木幡貴光(庭師 / 株式会社コワタ・アドバイザー)

福島県南相馬市出身。東京農業大学造園学科卒業。2003年より12年間アメリカで造園家として活動し、2009年にクリス・インターナショナルのCOOに就任。個人邸庭園だけでなく、病院や更生施設のヒーリングガーデン、ホワイトハウス前に位置するザ・モールの庭園設計・施工など、規模の大小を問わず幅広く活躍する。震災後、故郷南相馬への想いを強くし、2015年に株式会社コワタの仙台営業所に着任、帰国。現在は地元の為に、庭園設計・施工に取り組む。